アスペルガー症候群、自閉症、ADHDなどの発達障害の方は、対人コミュニケーションが不得手なものの普通にはない感性や才能を秘めていることが少なくありません。
平均とくらべて“ないものねだり”するより、本人しかもっていない強み、長所を伸ばしていく姿勢が大切です。
参考になるのが、杉山登志郎「発達障害の豊かな世界」日本評論社です。
知能指数=30の自閉症青年が、10年以上前の「自分の幼児期の1日」を1,000枚以上にのぼる連続画で克明に描いています。
また、自閉症の方々が、鍍金工場で卓越した能力を発揮し、普通の倍以上の仕事をこなしているケースが報告されています。
凹んだ部分をとやかく言うより、他の人にはない強みに光を当て、それを伸ばし、自己実現していきたいものです。
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