子育てがうまくいかなくて悩んでご相談にみえる患者さんが最近増えています。
小さい頃に自分がかわいがられたことがなくて、どうやってかわいがっていいか分からなくて、子育てに自信が持てないようです。
かわいがり方が下手だと、子供の情緒不安、チック、吃音(どもり)の原因になります。
そこで参考になるのが、本吉 圓子「あふれるまで愛をそそぐ6歳までの子育てー子供の心にひびく愛ひびかない愛」カンゼンです。
特に大切なのが、“押し売り”の愛になっていないかどうかです。
「親の都合でやっていることで、子供が求めたものでない場合には、子供の心にひびかない」と述べられています。
子供が求めるものは、たいてい小さな単純なことなので、親にその気があればいつでも応えてあげられます。
また、子供の光るところを見つけてあげることも情緒安定につながります。
ポジティブ心理学に通じる子育て法です。
溝の口精神科・心療内科医が教える:うつ病予防のためのヒント