これまでの私のブログで、アレルギー性疾患、心臓病、がん、糖尿病などの身体疾患であってもストレスが悪影響することを学術的に解説してきました。
いわゆる、「心身症」です。
しかし、イメージしにくいという声が少なくありません。
そこで、夏樹静子「心療内科を訪ねてー心が痛み、心が治す」新潮文庫をご紹介します。
慢性疼痛(腰痛、肛門痛、耳痛)、潰瘍性大腸炎、顎関節症、高血圧、摂食障害、円形脱毛症、過敏性腸症候群、斜頸(しゃけい)、喘息などの症例を取り上げ、「心がいかに病気にかかわっているか」が分かりやすく書かれています。
作家である夏樹静子さん自身、重度の腰痛を抱え、ストレスを整理することで完治した実話(慢性疼痛)を赤裸々に告白されています。
お困りの症状を、自分の内面を見つめなおすキッカケにしていただければ幸いです。
溝の口精神科・心療内科医が教える:うつ病予防のためのヒント