古今東西の「偉人」から教訓を学ぶことで、私たちの人生が開けてくることがままあります。
そこで今回ご紹介するのが、ドイツ・ナチスのヒットラーから、英国を護った首相、うぃすとん・チャーチルの伝記(ボリス・ジョンソン『チャーチル・ファクター』プレジデント社)です。
著者も、政治家で現在、英国の外相をしていますが、チャーチルの特長をうまく捉えた素晴らしい伝記だと思います。
たとえば、
・最終的に首相の座を得た時にチャーチルは、「私は運命と共に歩いている感じがする。私のこれまでの人生は、今この瞬間、この試練のための準備だった」と言った。彼は本人だけでなく、他者の目から見ても実際に、首相になるために生まれてきたかのようだった。
・チャーチルは、自分なりのやり方でだが、驚くべき自己鍛錬を見せた。ダンベルと使って体を鍛え、誰よりも熱心に働いて仕事を片付けた。
・チャーチルは徹底して報復という行為を嫌った。狭量な者に対しては寛容で、報復に対しては和平で応えようとした。
などなど、チャーチルが成功したポイントを分かりやすく描いています。
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