私も、『若返る力』(栄光出版)を出版していますが、アンチエイジングの世界は日進月歩です。
今回ご紹介するのが、谷本道哉『学術的に「正しい」若い体の作り方』(中公新書ラクレ)です。
本書では、最新の学術データを踏まえながら、アンチエイジングについて分かりやすく解説しています。
たとえば、
・「運動不足病」の深刻さが肥満者の増加という形で現れているのです。
・「日々の身体活動量の増加」も生活習慣病予防に有効であることが分かったのです。・・・(中略)・・・分かりやすく言い換えると、おおむね「毎日8000~1万歩くらいの歩数になる活動的な『生活活動』を含めた身体活動と、週1回30分~1時間くらいの意図的な『運動』となります。
・実は階段を下りる動作は、筋肉に刺激を与える筋力トレーニングとしての効果が意外と高いのです。・・・(中略)・・・階段を下りる運動を続けると、耐糖能という、血糖値の上昇を抑える働きが高まるという報告があります。これは着地動作において、速筋と言われる筋肉がよく使われることと関係しています。
などなど、運動を中心とした体の若返り法が述べられています。何はともあれ、効果的な運動の習慣が若さの秘訣と言うことです。私も、毎日、ジムのプールで1キロ泳ぐようにしています。
学術的に「正しい」若い体のつくり方 - なぜあの人だけが老けないのか? (中公新書ラクレ)/中央公論新社
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