人は変わる 『凶悪犯罪者こそ更生します』

2018/06/29

以前のブログ(→こちら)で紹介したように、「人間は努力次第で変わることができる」という“しなやかマインドセット”を持っていた方が幸福になれることが分かっています。

 

これは、犯罪を犯した人にも当てはまります。

 

そこで今回ご紹介するのが、岡本茂樹『凶悪犯罪者こそ更生します』(新潮社)です。

 

著者は、刑務所でのカウンセリング経験から「どうすれば犯罪者がうまく更生できるか」について述べています。

 

たとえば、

 

・どんなに凶悪な犯罪を起こした受刑者でも、きっかけさえあれば、更生する意欲を持てることです。

 

・人を傷つけるきっかけが、幼少期における親(養育者)との関係にあることに気づいている受刑者は皆無です。だからこそ、受刑者の言葉にじっくりと耳を傾けることから始めるのです。そうすると、次第に事件を起こすに至るきっかけが明らかになります。そのとき、初めて受刑者に気づきが生まれます。この気づきは、「落ちるところまで落ちた」受刑者こそ大きなものになります。これが凶悪犯罪者だからこそ更生できる理由です。

 

・犯罪を起こした者が反省し更生するためには、新しい価値観や考え方を手に入れないといけません。

 

などなど、人が反省し、生まれ変わるためのヒントがたくさん述べられています。

 

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