パワハラでうつになって来院されるビジネスパーソンが後を絶ちません。
そこで今回おすすめするのが、高野誠鮮『ローマ法王に米を食べさせた男』(講談社)です。
著者は、TBSドラマ「ナポレオンの村」のモデルとなった方でもあり、石川県の羽咋(はくい)市の公務員として、上司のパワハラやいじめに屈せず、過疎の村を救ったスーパー公務員として現在、有名になっています。
本書では、仕事をする人間が、ハッとさせられるような有益なヒントが縷々述べられています。
たとえば、
・会議はしない、企画書も作らない。
・上司には、すべて事後報告
・反対する人っていうのは、何にでも反対するんですよ。何やるにしても反対、反対なんです。
・可能性の無視は、最大の悪策。次から次へと考えるんです。これがだめだったら次はこれやろう、あれやろうって。何かやるときは、最低でも3つは考える。
などなど、しがらみが多い公務員にもかかわらず、チャレンジし続ける著者の姿勢には学ぶべきものが多々あります。
ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか? (講談社+α新書)/講談社
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