人生、何が災いし、何が幸いするか分かりません。「禍福はあざなえる縄のごとし」という諺がありますが、失敗しようと、成功しようと、すべての体験から学んで、人間として成長していきたいものです。
そこで今回ご紹介するのが、中井政嗣『できるやんか!』(潮出版)です。
著者は、お好み焼きチェーン「千房」の創業者で、本書では「ピンチをチャンス」に変えていく秘訣が述べられています。
たとえば、
・こうした命の縮むような体験を重ねるなかで、私は思った。世の中、とくに勝負の世界は、強いものが勝つとはかぎらない。勝ったものが強いのだ。そして、勝つためには絶対に困難から逃げないことだ、と。
・「千房」では中卒の子供を採用しているということで、不登校の子供について相談を受けることがある。・・・(中略)・・・人間はだれでも大きな可能性を秘めている。
などなど、これまでの経歴で差別せず、相手に真摯に向き合ってビジネスをしていることがうかがえます。
溝の口精神科・心療内科医が教える:うつ病予防のためのヒント