最近のビジネスは、“指示待ち”ではなく、自ら積極的に顧客のニーズを発見し、満足させるように仕事を進めていかなければなりません。これが、いわゆる「付加価値が高い」仕事になるわけです。
そこで、今回おすすめの書籍が、山本康博『ヒットの正体』(日本実業出版社)です。
著者は、『ギュッと搾ったレモン水』、『充実野菜』、缶コーヒー『ルーツ』など、数々のヒット商品を世に送り出したカリスマ・マーケッターで、資金や資格がない中で、どのように顧客のニーズをつかんでいくかについて述べています。たとえば、
・あらゆるヒット商品の根源に共通している「ヒットの正体」があります。それが潜在ニーズです。
・何よりも大事だと考えているのが人を喜ばせたい!という気持ちを持っているかどうかです。
・潜在ニーズとは、文字どおり、顕在化された意識の下に潜む、「無意識」の世界に存在する欲求です。
・では実際に、潜在ニーズをどのように発見すればいいのか。それはずばり、文句を聞くことです。
などなど、実践的なヒントが満載です。
心理学でも、潜在意識の問題を取り上げますが、ビジネスシーンでも、潜在意識にフォーカスを当てることで、商機に変えているわけです。
ヒットの正体 1億人を動かす「潜在ニーズ」の見つけ方 ”そうそう、それが欲しかった”/日本実業出版社
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