運動の習慣 「ストイックなんて無用だ」

2013/11/20

「運動の習慣」はとても重要です。体力があると、疲れにくくなり、疲れても回復しやすくなります。

今年の年初に出版した拙著「若返る力」でも、運動の習慣の大切さについては触れました。本書で、私自身、毎日水泳を500メートル継続していると述べていますが、現在は、毎日1,000メートルに伸びています。それでも、息がまったく上がらなくなっているので、人間の体力はドンドン伸びていくものだと感心します。まさに「継続は力なり」です。

運動の習慣に関連して、今回は、原田泳幸「ストイックなんて無用だ」(ポプラ新書)をご紹介します。

著者は、日本マクドナルドの社長兼会長で、還暦を越えてから、運動を始めたといいます。著者の実体験から、運動は何歳からでも始められ、そして、心身に有意義であることが分かります。

たとえば、

・運動が仕事につながっている部分があるのは否めない。それは何かというと、体力がついたとか筋肉がついたといったフィジカルなことではなく、精神的な部分での収穫である。また、誰でもいつでも日々の努力で必ず結果は出る、ということも私が皆さんにぜひお伝えしたいことの一つだ。

・筋肉は、それくらい衰えるのも早いし、つくのも早い。すなわち、それほど人間の体というのは変化するのだ。サボったらどんどんダメになるし、頑張ればどんどん回復する。人間の体は、本当に素晴らしいものである。

・やはり精神的な健康がなければできることではない。そのためには、仕事と離れて、バランスを取らなければいけない。私にとっては運動がそれに当たるのだ。

などなど、運動だけでなく、ビジネスとの兼ね合いからも運動の意義について述べられています。

人間は、心と体の両方で成り立っています。ポジティブ心理学では、メンタル面だけでなく、フィジカル面からのアプローチも大切にしています。


(005)ストイックなんて無用だ (ポプラ新書)/ポプラ社


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