肥満、メタボ、過食・嘔吐など食事にまつわる相談が多く寄せられます。
私自身、一日一食で夕食だけ取る生活で、なかなか独特な食習慣を持っている人間です。ただ、この食習慣を15年以上続けていますし、80キロあった体重(15年前)が、今では60キロを切っていて体も軽やかで毎日快調です。一日三食が健康にいいという風説がありますが、学術的に証明された話ではありません。
そこでお勧めの良書が、南雲吉則「『空腹』が人を健康にする 『一日一食』で20才若返る!」(サンマーク出版)です。
本書の著者は、私同様、一日一食で夕食のみという食習慣を持つ美容整形のドクターです。
本書では、一日一食やカロリー制限食の健康への意義が述べられていて参考になります。
・食事を減らすと「長寿遺伝子」が発現して、寿命が延びる!
・栄養は「量」ではなく「質」が大事!
・おなかが減ると「成長ホルモン」が分泌され、若返る!
・一日一食により、脂肪細胞から「アディポネクチン」が分泌され、動脈硬化を防いでくれる!
などなど、最新の学術知見を踏まえて、分かりやすく一日一食の良さを説明しています。
私は常々、「心の力の偉大さ」について訴えてきましたが、同時に、「健全な精神には健全な肉体が宿る」と言われるように、体への配慮も大切だと考えています。
一日一食、みなさんどうでしょうか?
【なお、来週のブログ(8月30日予定)は、私が夏休みのため休ませていただきます。この場を借りて、謹んでお詫び申し上げます。英気を蓄えてまいります!!】
「空腹」が人を健康にする/サンマーク出版
溝の口精神科・心療内科医が教える:うつ病予防のためのヒント